障害と対策

バーコードリーダーが動作しないときなどの質問。ご購入前にもぜひご一読ください

症状

バーコードリーダーがバーコードを読み取らない。

原因

バーコードそのものに問題がある。バーコードが間違っている。

対策

次の項目を確認して対策を実施してください。

Code39 読み取り不可の例(間違ったバーコードの例)

原因

スタートキャラクタ、ストップキャラクタのアスタリスク(*)が無い。

図:読み取り不可のCode39
Code39:読み取り不可

理由

Code39にはバーコードの最初にスタートキャラクタのアスタリスク(*)と最後にストップキャラクタのアスタリスク(*)が必要なため

対策

スタートキャラクタ、ストップキャラクタのアスタリスク(*)を含んだCode39を作成してください。

図:読み取り可能なCode39

Code39:読み取り可能

図の青色部ようにバーコードの最初にスタートキャラクタと最後にストップキャラクタ(*)が必要です。ただし、バーコードにスタートキャラクタ、ストップキャラクタを含んでいてもバーコードの下の目視確認文字にスタートキャラクタ、ストップキャラクタが表示されていないこともあります。青い色は説明のための色です。

NW-7(Codabar) 読み取り不可の例(間違ったバーコードの例)

原因

スタートキャラクタ、ストップキャラクタのabcdいずれかが無い。

図:読み取り不可のNW-7
NW-7:読み取り不可

理由

NW-7にはバーコードの最初にスタートキャラクタのabcdの1文字いずれかとと最後にストップキャラクタのabcdの1文字いずれかが必要なため

対策

スタートキャラクタ、ストップキャラクタを含んだNW-7を作成してください。

図:読み取り可能なNW-7
NW-7:読み取り可能

図の青色部ようにバーコードの最初にスタートキャラクタと最後にストップキャラクタabcd1文字いずれかが必要です。ただし、バーコードにスタートキャラクタ、ストップキャラクタを含んでいてもバーコードの下の目視確認文字にスタートキャラクタ、ストップキャラクタが表示されていないこともあります。青い色は説明のための色です。

JAN-13、JAN-8 読み取り不可の例(間違ったバーコードの例)

原因

最終桁のチェックデジットが間違っている。図の赤丸印が間違ったチェックデジットです。データ「100123456789」に対するチェックデジットは「0」ではありません。


JAN-13:読み取り不可

理由

バーコードリーダーはチェックデジットが正しいかどうかを判別しており、誤ったチェックデジットのバーコードは読み取らないため。

対策

チェックデジットを訂正してください。バーコードを作成したソフトウェアの設定を変更するなどの対策を実施してください。チェックデジットは、先頭1桁目から直前の桁(12桁、または7桁)のデータを、一定のきまりの計算方法で算出した数値です。任意の数値を割り振ることはできません

JAN-13:読み取り可能

図の赤丸印が正しいチェックデジットです。データ「100123456789」に対するチェックデジットは「4」です。

備考

任意のデータをバーコードに表示するには、Code39、NW-7、Code128などを利用することを推奨します。

バーコード全般(1) 読み取り不可の例:余白がない(間違ったバーコードの例)

原因

バーコードの左右に余白がない。左右のすぐ近く帳票の罫線がある。

理由

バーコードの左右には余白が必要であり、バーコードリーダーはバーコードの左右の余白も走査しているため。


バーコードの余白

対策

バーコードの印刷位置を変更し、左右に余白をとってください。帳票などでバーコードをレイアウトするとき、罫線が邪魔になって、読取を阻害することがあります。 左右それぞれの余白の大きさは、CCDタッチバーコードリーダーやレーザースキャナの場合、2.45mm以上、ペンスキャナなどの手動式の場合は6.35mm以上が望ましいとされています。

備考

印刷用紙の端にバーコードを寄せすぎた場合、プリンタの印刷スペースからバーコードがはみ出して、一部が切れてしまうこともありますのでご注意ください。

バーコード全般(2) 読み取り不可の例:色がついている

原因

バーコードの下地に色がついている。

理由

バーコードリーダーは「バー」と「スペース」の明暗差を利用して読み取っているため、バーとスペースの明暗差が少ないと読み取りできません。


バーコードの下地に色がついている

対策

下地の色を変更してください。白が望ましいです。

備考

バーコードリーダーは光源に赤色光を使用しています。赤色光をバーコードに投光し、赤色光が吸収されるバー(黒など)と、反射するスペース(白など)の明暗の差をセンサで判別して、読取処理しています。「スペース」に濃い青や緑を使用すると、それらの色は赤色光を吸収しやすいので、バーコードリーダーにとっては光を吸収する「バー」として写り、バーとスペースの区別がつかなくなってしまいます。そのため、読取しにくかったり、読めなくなったりします。赤はバーコードリーダー光源である赤色光に対し反射する色ですので、バーコードリーダーにとっては「白」と同じに写ります。そのため、 スペースとして判別し、読取が可能です。

バーコード全般(3) 読み取り不可の例:ドットインパクトプリンターで印刷されたバーコード

原因

ドットインパクトプリンターでバーコードを印刷した。

理由

バーコードのバーおよびスペースが明瞭に印刷されていないため。バーの色が薄く充分な明暗差を検出できないため。


ドットプリンターで印刷したバーコード

対策1

印刷媒体および印刷方法を変更してください。

対策2

高性能バーコードリーダーを使用してください。これらの低品質なバーコードも読み取るもっとも高性能なバーコードリーダーがあります。次のリンクをご覧ください。

リンク

バーコード全般(4)バーとスペースの比率が不均等

原因

プリンタの解像度に合わない寸法でバーコードを印刷している。バーコード作成ソフトで無理に小さなバーコードを作った。

理由

バーコードには表示の規格があります。大きな誤差があるとバーコードリーダーは読み取りません。

Code39の例

Code39はバーとスペースの幅は「2種類」のみが存在します(細バー、太バー、細スペース、太スペース)。細と太の比率は1:2.2~3.0です。中間の幅のバーとスペースがあってはなりません。ある部分は1:2.5の比率だったり、他の部分が1:3.0の比率だったりと不均等な比率でバーコードが出来ていると、バーコードリーダーが読めない原因になります。

悪い例の図:細バーと細スペースの幅が不均等です。ある箇所は細すぎたり、ある箇所は太すぎたりしています。

Code39:比率が不均等

正しい例の図:バーとスペースがすべて均等な幅で表示されています。

Code39:比率が均等

対策

バーコードの作成環境を見直す。