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専門用語の基礎知識。

バーコードの種類と特徴

よく使われるバーコードの規格(種類)と特徴を紹介します。

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JAN-13(EAN-13)

概要

JAN-13JANは商工会議所に申請して取得する流通用の商品コード用のバーコードです。13桁または8桁の固定桁です。用途を社内に限定して自社用の番号をつけ、「インストアコード」としても利用されています。

EANは海外の流通用バーコードです。JANの元になったバーコードです。バー、スペース(線の並び方)の構成はJANと同一です。

特徴

桁数
13桁(13桁目はチェックキャラクタ)
キャラクタの文字
数字のみ(0~9)
チェックキャラクタ(チェックデジット)
必要。 計算方法はモジュラス10ウェイト3。
モジュール幅
標準は0.33mm。モジュール幅とは寸法の基本となる1本の線の幅です。
寸法の目安
幅(横の長さ)は約3.73cm、高さは2.66cm
寸法の変更
0.8~2.0倍
図の意味
  1. 国コード 2桁(日本は「49」または「45」) *インストアコード(社内用)では任意の2桁の値
  2. 商品メーカーコード 5桁
  3. 商品アイテムコード 5桁
  4. チェックキャラクタ(チェックデジット) 1桁

注意点

13桁目のチェックキャラクタは1~12桁目のキャラクタを計算した上で算出される値のため任意の数値を割り振ることはできません。インストアコードとしてJANを作成する場合、「チェックデジット」の値を間違うミスがよくありますのでご注意下さい。間違ったバーコードはどのようなバーコードリーダーでも読み取ることはできません。

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JAN-8(EAN-8)

JAN-8JAN-8はJANの短縮バージョンです。基本的な内容はJAN-13と同様です。キャラクタは8桁です。

特徴

桁数
8桁(8桁目はチェックキャラクタ)
キャラクタの文字
数字のみ(0~9)
チェックキャラクタ(チェックデジット)
必要。 計算方法はモジュラス10ウェイト3。
モジュール幅
標準は0.33mm。モジュール幅とは寸法の基本となる1本の線の幅です。
寸法の変更
0.8~2.0倍
図の意味
  1. 国コード 2桁(日本は「49」または「45」) *インストアコード(社内用)では任意の2桁の値
  2. 商品メーカーコード 4桁
  3. 商品アイテムコード 1桁
  4. チェックキャラクタ(チェックデジット) 1桁

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UPC-A

UPC-AUPC-AはJANの元となったアメリカ合衆国のバーコードです。JANは13桁(または8桁)の固定桁ですがUPCは12桁(または8桁)の固定桁です。

注意点

ホスト(パソコン)のアプリケーションソフトに取り込むためバーコードリーダーの機能によって出力データの先頭に「0(ゼロ)」を付加し、13桁に調整して出力することがあります。

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UPC-E

UPC-EUPC-EはUPC-Aの短縮版です。キャラクタは8桁です。

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インターリーブド2of5(Interleaved2of5)

Interleaved2of5インターリーブド2of5(Interleaved2of5)は2値レベルの連続コードで、データの桁数は偶数桁となります。桁数に制限はありません。社内用伝票などに使われています。

2値レベルとは、バーとスペースのエレメント比が細・太の2種類であることです。構成は次の通り。細バー・細スペースおよび太バー・太スペース  

特徴

桁数
制限は無い。ただし偶数桁になる。
キャラクタの文字
数字のみ(0~9)
チェックキャラクタ(チェックデジット)
任意。 計算方法はモジュラス10ウェイト3。
最小エレメント幅
0.191mm以上を推奨。最小エレメント幅とは寸法の基本となる1本の線の幅です。

注意点

バーコードの特性上、「桁落ち」などの誤読が発生しやすいといわれています。バーコードリーダー側で読み取り桁を固定するなどの対策を推奨します。

まぎらわしい名前のバーコード

次のバーコードは似た名称ですが、インターリーブド2of5とは異なる種類です。

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ITF-14

ITF-14ITF-14は「物流ITF」などとも呼ばれるバーコードです。商品を梱包するダンボール箱に利用されます。JANの番号(1~12桁目)を使用し流通の物流梱包箱などに使用することを目的とした規格です。バーコードの構成はインターリーブド2of5を元に作成されています。そのためバーコードリーダーは「インターリーブド2of5」を読み取りできる機種で読み取りできます。ただし、ITFは標準寸法が大きいので、レーザースキャナなどの大きな読み取り幅の機種が必要です。

16桁の拡張バージョンもありましたが、廃止されました。

特徴

桁数
14桁。14桁目はチェックキャラクタ。
キャラクタの文字
数字のみ(0~9)
チェックキャラクタ(チェックデジット)
必要。 計算方法はモジュラス10ウェイト3。ただしJANのチェックキャラクタことなり1~13桁目を再計算した値となる。
標準寸法
幅:122.428mm、縦:31.8m *ベアラーバーを除くバーコード部。ベアラーバーとはバーコードを囲う黒枠です。ダンボールに印刷するときにベアラーバーで押さえ、印圧を一定にしてバーのかすれや太りを防ぐために必要とされいます。
寸法の変更
0.6~0.25倍*高さは12mm以上が望ましい

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NW-7(Codabar)

NW-7NW-7は宅配便の送り状や図書館でよく使用されているバーコードです。海外ではCodabarというのが一般的ですが日本ではNW-7と呼ぶことが定着しています。1つのキャラクタが7本のエレメントで構成され、細エレメント(Narrow)と太エレメント(Wide)があることが由来です。

特徴

桁数
任意。制限はない。
キャラクタの文字
数字(0~9)、記号(-、+、$、:、/、.)*記号は通常データキャラクタとして使いません。チェックキャラクタとして使用されることが多いです。
チェックキャラクタ(チェックデジット)
任意。 標準の計算方法はモジュラス16。ただし日本では独自のチェックデジットを入れることが多い。
スタートキャラクタ・ストップキャラクタ
必要。a、b、c、dのいずれかの組み合わせ
最小エレメント幅
0.191mm以上を推奨。最小エレメント幅とは寸法の基本となる1本の線の幅です。
細太エレメント比率
1:2.2~3.0

注意点

バーコードを作成する場合、小さな寸法で細太エレメント比率を1:2.0(1対2)にすると読み取り率が低くなったり誤読する原因になります。できれば比率は大きいほうが望ましいです。チェックキャラクタの計算方法は複数あり、定まっていません。(モジュラス10ウェイト1,2、モジュラス11、加重モジュラス11、モジュラス16(国際的な標準の規格、7チェックなど)

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Code39

Code39Code39は主に工業製品の製造番号ラベルやIEIAJの納品伝票などで使用されているバーコードです。数字のほかに英語大文字A~Zや一部の記号を利用できます。

特徴

桁数
任意。制限はない。
キャラクタの文字
数字(0~9)、英語大文字(A~Z)、記号(-、+、$、/、.、%、スペース)
チェックキャラクタ(チェックデジット)
任意。 計算方法はモジュラス43。
スタートキャラクタ・ストップキャラクタ
必要。*(アスタリスク)。
最小エレメント幅
0.191mm以上を推奨。最小エレメント幅とは寸法の基本となる1本の線の幅です。
細太エレメント比率
1:2.2~3.0

Code39の長さの計算式

Code39の長さは次の式で求められます。

L=(C+2)(6X+3NX)+I(C+1)

長さを計算した例

注意点

バーコードを作成する場合、小さな寸法で細太エレメント比率を1:2.0(1対2)にすると読み取り率が低くなったり誤読する原因になります。できれば比率は大きいほうが望ましいです。

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Code128

Code128Code128は数字、英語大文字、英語小文字、記号などを表示できるバーコードです。ASCIIの128文字を全てバーコード化できるので、Code128と呼ばれています。他のバーコードに比べて寸法が小さくなる特徴があります。そのため、小型の電子機器のラベルなどによく使用されています。

特徴

桁数
任意。制限はない。
キャラクタの文字
ASCIIの全てのキャラクタ。数字(0~9)、英語大文字と小文字(A~Z、a~z)、記号
チェックキャラクタ(チェックデジット)
必要。 計算方法はモジュラス103。*ただし、バーコードの下の目視確認文字には表示しない。
スタートキャラクタ・ストップキャラクタ
必要。ただし、バーコードの下の目視確認文字には表示しない。
最小モジュール幅
0.191mm以上を推奨。最小モジュール幅とは寸法の基本となる1本の線の幅です。

注意

バーコードの1つのキャラクタは11本のモジュールで出来ており、モジュールは1~4本分の幅の組み合わせとなっています。例えばこの複雑なパターンを正確に表示するには高精度な印刷が必要です。

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GS1-128(旧称UCC/EAN-128)

GS1-128(UCC/EAN-128)GS1-128はCode128を元に、一定の規則で表示したバーコード規格です。コンビニの代金支払伝票や医療機器の商品ラベルとして使用されています。

特徴

  1. スタートキャラクタの次にFNC1(Code128のFunction1)があります。
  2. 「アプリケーション識別子"AI(Application Identifier)"」が含まれています。AIは2桁~4桁の数字キャラクタです。
  3. AIはAIに続くデータフィールドの属性(有効期限・使用期限など)を示しています。
  4. 各AIの意味・内容はEAN-128の規格書などに記載されています。
  5. AIはAIに続くデータフィールドの桁数を定義付けしています。
  6. データフィールドの桁数には固定長と可変長があります。
  7. 可変長のデータの終端にはFNC1が付加されます。ただし、可変長のデータが「最後のデータ部」となる場合には、FNC1は付加されません。
  8. AIは、バーコードの下部などに括弧( )でくくられて表示されています。括弧( )はバーコードキャラクタには含まれていません。
  9. 「スタートキャラクタ」「チェックデジット」「ストップキャラクタ」は目視確認文字としてラベルに表示・記載されません。
  10. 「スタートキャラクタ」「チェックデジット」「ストップキャラクタ」はデータ出力しません。

ご注意

GS1-128の規格は統一されていますが、データ出力方法は利用する企業・業界によって異なっています。すべてのデータを入力し、コンピュータで解析させる場合はCode128が読み取り出来るバーコードリーダーで読み取り出来ます。他方、必要な部分のみバーコードリダーで抽出して入力するには、AIを解析して編集する機能を持ったバーコードリーダーが必要です。

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GS1 Databar(RSS)

GS1 DatabarリミテッドGS1 Databar Limited

GS1 Databar-14スタック合成シンボルCC-AGS1 Databar-14 Stacked Composite Symbol with CC-A

GS1 Databarは従来RSS(Reduced SpaceSymbology)と呼ばれていたバーコードです。2007年2月に改称されました。

特徴

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QRコード

QRコードQRコードは2次元バーコードの1つです。バーコードが水平方向にのみ情報を持つのに対し、2次元バーコードは垂直方向にも情報を持ちます。QRコードはモジュール(セル)と呼ばれる小さな正方形の集合させた形状で、マトリックス型2次元シンボルと分類されます。初期のモデル1と改良版のモデル2、MicroQRがあり、モデル2が利用されることが一般的です。

利点

用途

特徴(モデル2)

データ容量
最大7,089字(バージョン40、誤り訂正レベルLのとき、数字のみ)*バージョンや誤り訂正レベルによってデータ容量が異なります。
キャラクタの文字
数字(0~9)、英語大文字と小文字(A~Z、a~z)、特殊文字、JIS8ビットキャラクタ(半角カナ)、シフトJIS(漢字、かな)
バージョンとモジュール数
バージョン1(M1):21x21~バージョン40(M40):177x177
誤り訂正
L(7%)、M(15%)、Q(25%)、H(30%)
最小モジュールサイズ(セルサイズ)
プリンタドットの3ドット以上で印字する。印字の太り、細りが発生することを考慮して4~5ドット以上で作成することが推奨されています。
周囲の余白
モジュール(セル)の4倍以上

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DataMatrix(データマトリックス)

DataMatrix ECC200DataMatrix(データマトリックス)は2次元バーコードの1つです。水平方向と垂直方向に情報を持ちます。DataMatrixはモジュール(セル)と呼ばれる小さな正方形の集合させた形状で、マトリックス型2次元シンボルと分類されます。初期のバージョンECC000からECC140までと、改良版のECC200があります。DataMatrix ECC200はIS0/IEC16022規格となっており、ECC200が利用されることが一般的です。また、ECC200には正方形と長方形があります。

利点

用途

特徴(ECC200)

データ容量
数字のみで最大3,116字、英数字2,335字、バイナリ1,556字(セル数144x144のとき)*セルサイズによってデータ容量が異なります。
キャラクタの文字(エンコードモード)
ASCII、C40、Text、Base256、X12、EDIFACT
セル数(正方形)
10x10から144x144の24種類。データが大きくなる場合はL字型のアライメントで分割して24セル以下とする。セル数は偶数。
セル数(長方形)
8x18から16x48の6種類。データが大きくなる場合はL字型のアライメントで分割して24セル以下とする。セル数は偶数。
誤り訂正
ECC200(ECCとはErrorCollectionControlの略称です)。リード・ソロモン符号による誤り訂正。
最小モジュールサイズ(セルサイズ)
プリンタドットの3ドット以上で印字する。印字の太り、細りが発生することを考慮して4~5ドット以上で作成することが推奨されています。
周囲の余白
規定はありません。

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